血管へのダメージ

健康野菜

悪玉コレステロールが問題視されるのは、合併症のリスクが高まることも統計上にあらわれているためです。 悪玉コレステロールなどを原因とする心臓病などは、欧米に比べれば有病率は低いものの、戦後の食生活の欧米化により患う方は増加の傾向にあります。 なぜ悪玉コレステロールが心血管病を引き起こすことがあるかというと、悪玉コレステロールには血管にへばりつき、血管内皮に入り込む性質を持っているためです。 入り込んだ悪玉コレステロールは塊を形成し、血管を狭めます。 更に塊により血管は硬く、もろくなり傷付きやすくなります。 血管が破けると傷をふさぐため血小板が集まり、血管内部はまた狭まります。 こうして血管が詰まり、他の組織に栄養が行き届かなくなる事態を招きやすくなるのです。

悪玉コレステロールの治療には、「スタチン」と呼ばれる薬が国内外で広く使われています。 コレステロール値を効果的に下げるため用いられているのですが、最近フィンランドの専門家により、その副作用に関する報告がありました。 スタチンを服用すると確かにコレステロールは減少するのですが、その一方で服用していない人と比べると、糖尿病のリスクが1.5倍にまで高まるというものです。 以前から懸念されていたことではあるようですが、今回初めてはっきりと、リスク上昇の統計が示されました。 過剰な悪玉コレステロールの治療には作用機序の違う薬の開発も進んでいますし、将来的にスタチンをどのように使用していくのか、専門家の判断が気になるところです。

写真ギャラリー

多くの白い錠剤

注目の記事

オススメリンク